意外！パンの食べごろは焼きたてではない

パンは焼きたてが一番美味しいというイメージがあると思いますが、しかしバゲッドなどのフランスパンが一番美味しいのは冷めたての状態であるということが「林先生が驚く初耳学」で紹介されていました。

冷めたてとはパンの焼きあがりから約３０分後の状態のことです。そして実はパンは種類によって食べごろが決まっています。

フランスパンは焼きあがり直後は余分な水分が多く熱過ぎると風味が感じづらいので、焼きあがりから約３０分後の冷めたてが生地が落ち着いて一番美味しいと言われています。フランスパンを次の日の朝に食べたいと思っても、翌朝だと一番美味しく食べられる時間は過ぎてしまっているのですが、こういうバゲッドは持ち帰った翌日でも最高の状態に戻す方法があります。

ポイントは「外側と内側の乾燥を防ぐこと」です。その方法は簡単な３つの手順で大丈夫です。購入したパンはそのままの状態で置いておくと乾燥してしまって、徐々に風味が損なわれてしまいます。パンの乾燥は２種類あり表面から水分を奪う外からの乾燥と生地のタンパク質が水分を押し出す中からの乾燥の２種類あります。これらの乾燥がパンにとって大敵となってしますのです。しかしリベイクをすることで最高の状態に戻すことが出来ちゃいます。

そのリベイクの手順が３つあり、自宅に帰ったらパンをできるだけ早く１/３程度に切り分けます。そしてラップでしっかりと包みチャック付きビニール袋で密封します。これで外からの乾燥をシャットアウトできます。そして袋ごと冷凍庫の中にいれます。こうする事でタンパク質を固定し中からの乾燥も防ぐことができます。そして翌朝、冷凍庫の中から袋を取り出し常温で２０分程自然解凍させます。それを２００℃のオーブンやトースターで３分加熱するとパンはもっちりとした最高の状態に戻せます。

フランスパン以外のパンでは惣菜パンが焼きたてが食べごろで翌日が食べごろなのがライ麦パン、焼きたてから６時間後が食べごろなのが食パンで、３時間後が食べごろなのがデニッシュになります。

ちょっと面倒に感じてしますかもしれませんが、ちょっと時間があるときにでも挑戦してみたくなっちゃいますよね。